Sago Custom Order TD-035 【極音個体】【ES-335タイプ】【超軽量個体 3.01kg!】【爆鳴り個体】【ワンオフ品】【新品】

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杢が浮かび上がる系の、国産材らしい杢が出た極上の朴の木をブックマッチでトップにあしらった、ワンオフ品が当店に入荷! 今回の当個体はオール国産材で製作されておりますが、サウンドもぴか一の出来です!




丁度当店が移転する直前(2021年6月)に、Sagoの高山社長より、箱物系で自信作が完成したとの連絡が参りました。

一番最初に製作したSagoのTD035はアーティストの方に販売されたとの事だったので、当店に入荷させる事は出来ませんでしたが、すぐさまSagoさんにオーダーをしたところ、2本目の個体も入荷後数日で完売してしまいました。

ルックスは勿論の事、サウンドも大変優れているモデルだった為、継続展開の為に3本目と4本目のTD-035をオーダー致しました。


オーダー内容は、Sagoが良いと強くおススメ出来るSagoらしさ全開の仕様とクラシカルな仕様でそれぞれ1本ずつ製作をして欲しいと伝えたのみ。
それ以外はあえて"Sagoさんに完全にお任せ"でオーダーをしており、商品が完成するまで一体どんなギターが到着するのかは全く想像がつきませんでしたが、本当にSagoらしいユニークにして実用的なギターが誕生しておりました。


私に限らず、このギターをご覧になられたお客様が抱かれるであろうファーストインパクトは、渋いけど独創的! ではないでしょうか。


以前入荷した2本目のTD-035は奇抜という意味で強いインパクトでしたが、今回はその真逆を行く渋さから来るインパクトが強い個体に仕上がっております。



当ギターの材構成や組み込みは驚嘆すべきレベルのクオリティーに仕上がっております。


まずトップ材に使用された朴の木ですが、これは日本刀の鞘等に使われる様な木材でございます。
木材の特徴としては、スプルースと同様の柔らかさを持つ木材の為、大変良く鳴ってくれる材となります。
その特性故にトップ材として非常に相性が良く、柔らか且つ莫大な生鳴りを創り出しております。

当個体の杢目に関しましては大変美しい仕上がりとなっております。
国産の木材(金桑や黄楊の様な木材)に見られる様な、角度が変わる度に全く異なる杢目が浮かび上がる様な杢をしており、決してメイプル等ヨーロッパ系・アメリカ系の木材では味わう事の出来ない唯一無二の美しさを誇ります。

キラキラと光り輝く、"銀目杢"と呼ばれる独特なルックスは木材好きならば心が翻弄される事間違い無しです。

画像だけではこの杢目の動きを体感して頂く事は難しいですが、是非実際に実機をご確認頂きたいです。





一方ボディーやネックに使用された欅材は、重厚で硬い木材でございます。
硬いとは言え、エボニーやローズウッド程カチカチな質感では無く、アッシュ系の締まり感と程よい鳴り感を持つ木材です。

通常欅材は2Pでボディーに使用されますが、今回こちらの個体にはSagoの計らいで1P材が贅沢に使用されております。


欅材で弦振動を受け止め、朴の木で振動させるという、アコースティックギターの原理通りの構造となっている為、大変弾き心地の良いギターに仕上がりました。


ピックガードやトラスロッドカバーには栃(トチ)のスポルテッド材を採用しております。
栃の木は元々フレイム等が出やすい木材で、国産材版Flame Maple的なポジションの木材ですが、今回はスポルテッドの部位でありながらも見事なフレイム杢が出た個体を贅沢に使用しております。
エスカッションにも同じく極上のスポルテッド栃が採用されているので、そのゴージャスさは収まる所を知りません。




指板にはイスノキを使用しております。

イスノキと言われてもピンと来ないと思われますが、エボニー等と比較されても劣らない程に強靭な硬さをを誇る木材でございます。
昔から木刀等に使用されており、強度を求められる際に選ばれて来た木材となります。

またイスノキの特徴として珍しいポイントは、国産材でありながらもローズウッドの様な濃い茶色をした木材であるという点でございます。

基本的に和材で指板に使用が出来る強度(硬度)を持ち、色がしっかりと出ている木材は琉球黒檀とイスノキの2種のみと言われております。
琉球黒檀は非常に細い木である為指板材サイズが取れる事があまりない上に、現実的では無い程のアップチャージが発生してしまう程高級な木材でございます。

一方、イスノキも高級材ではあるものの、ある程度現実的な価格で購入する事が出来る木材であり、その上ローズウッドチックな色味をしている為、指板材にもってこいな木材となります。

サウンド的には、エボニー程硬くなくローズウッドよりは硬いという、両者の中間に位置するので、明瞭なサウンドの中にほんのりとした甘さを感じられるサウンドに仕上がります。



これらの木材の生鳴りを最大限活かす為に、薄く噴かれたウレタン塗装で仕上がっております。
サウンド的には、非常にふくよかでアコースティックギターの様な箱鳴り感を持ちながらも、芯のある弦鳴りも感じられるので、演奏していて心の底から楽しいと感じて頂ける様な個体でございます。

是非当個体をお試し下さいませ。



以下Sagoの説明文です。


和楽器バンドで有名な桜村 眞氏やthe pillowsの真鍋 吉明氏等、実力派のギタリストが愛用している事で近年大きな話題を生んでいる為、Sagoの名前を聞いた事がある方は多いと思われます。
しかし、良いよ良いよと言われても、果たして何が良いのかまではご存知ない方も多いと思われます。



現在ハイエンドギターに欠かす事の出来ない仕様となったローステッド加工ですが、実はその原型にして完成形といえるサーモ加工を始めた初のギターブランドがSagoでございました。

Sagoはその他にも、ラップ塗装や電気が通ると光る特殊な塗料等、ギター業界には今までなかった新たな素材を率先として導入し、ギター業界へ大きな影響を与えております。


また、Sagoのもう一つの特徴が"プレイヤーに寄り添い続けてきたブランド"という点でございます。
アーティストを始めとして、多くのアマチュアのプレイヤーの修理や改造相談等、一件一見親身になって対応し続けている事で、ユーザーから高い信頼を寄せられております。
それゆえにSagoはリピート率が高く、今なお愛され続けている稀有なブランドとなったのです。


Sago "New Material Guitars"の名前に負けず、今後もまた新しい何かを生み出してくれると期待させてくれる革新的なブランドが、次はどこに目を付け躍進するのかが楽しみです。



Spec

Body Top: 朴 銀目杢 2-Piece
Body Back: 欅 1-Piece
Neck: 欅
Finderboard: イスノキ
Head Stock: 朴 (銀目杢)
Rot Cover: スポルテッド 栃
Pickguard: スポルテッド 栃
Escushion: スポルテッド 栃
Frets: Jescar #47095 NS Medium 22F
Nut: Oiled Bone
Neck Shape: C
Nut Wide: 42mm
Neck Scale: 628mm
Neck Thickness: 1F 22mm,12F 24mm
Tuners: Gotoh SGL510
Bridge: Gotoh GE103BT
Pickups: L(x）Custom Humbucker ×2
Controls: 2Volume + 2Tone + 3Way Toggle Switch
Hard Ware: Gold
Finish: Urethan Gloss
重量:3.01kg

正規保証書、付属品一式、Hard Case付属


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